August 27, 2005
１チップＭＳＸ発売中止か!?
数年ぶりにＭＳＸが発売されるというその興奮を抑え切れずに予約ボタンを押したあの１チップＭＳＸ、ＨＰ自体ではまだ集計中という表示のみで音沙汰なしだが、予約者向けにはメールが届き正式に発売中止が発表された。しかしながら、予約お申し込みサイト（http://www.ascii.co.jp/1chip/）
にて告知しておりますとおり、商品化を決定するために必要な予約台数
「5,000台」には残念ながら至りませんでした。よって、小社による
「１チップMSX」の商品化は行わないこととなりました。
なお、小社では商品化をいたしませんが、多数のみなさまにご予約お申し
込みをいただきましたことから、本製品のライセンス元であるMSXアソシ
エーションでは、関係各社と商品化に向けての協議を行っているとのこと
です。
ＭＳＸ１という貧弱な仕様に価格が19800円と高額なこともあり予約数はなかなか伸びなかったと推測するが、まだ見込みはあるようで、続きはＭＳＸアソシエーションの動向に注目するしかないようだ。この１チップＭＳＸ、ＦＰＧＡの機能を活かせばＭＳＸ２にもその他のマシンにもなる可能性を秘めているのでぜひ発売にこぎつけて欲しいものではあるが…。
ＭＳＸと俺の歴史はそのままこの趣味、パソコンや電脳世界に注目していくきっかけになった印象深いマシンだ。初めて買ったＭＳＸはヤマハの「ＳＸ−１００」というマシン、ＲＡＭ３２ＫＢ、ＶＲＡＭ１６ＫＢ、ＣＰＵにザイログのＺ８０を搭載した今では考えられないほどの低スペックマシンだが、これが向こう４年間俺の心をとらえて放さなかった、当時はこの程度でも十分な仕様だったのだ。
ＭＳＸの歴史はそのまま俺のゲームの歴史でもある、ＳＸ−１００と同時に購入したゲームは「ヴォルガード」と「ペンギンくんｗａｒｓ」、次に購入したのが「ＺＡＮＡＣ」と、まぁ、ちょうどいい時代を駈け抜けたようで、思いっきりのめり込んでしまった状態だ（笑）
その後、ＭＳＸ２マシン「ＨＢーＦ１ＸＤ（ＳＯＮＹ）」、ＭＳＸturboRマシン「ＦＳ−Ａ１ＳＴ（Panasonic）」と買い替えゲーム機とパソコンの購入に拍車をかけていくこととなる。
思えばこの最初に買ったＭＳＸの価格が19800円だったのを考えると、それから２０年近く立つのに同じ価格でまたＭＳＸを買うことになるとは誰が思っただろうか（笑）しかし、その歳月がたってもその価格で買う価値はある、ぜひ発売して欲しいところだ!!
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